京都大作戦2011~楽しむ覚悟でいらっ祭~
今年も長いよ(笑)読み切る覚悟でいらっ祭♪
今年も無事終了しました。みんなありがとう。
僕は今も身体がふわふわしてボ~っとしてます。
台風で中止になった2007年。
そのままのラインナップが一年間予定を空けて待ってくれて開催出来た奇跡の2008年。
2009年は降水確率が高かったのに奇跡的に雨が降らなかった。出演者だけでなくお客さん達にも「おかえりなさい感」の様なモノが既にあった。
2010年は高い降水確率がそのまま繁栄されました(笑)ビッショビショのドッロドロでいい大人がチビの頃に戻った様に雨の上とかもスライディングしてはしゃいだ。
どれもこれも一生忘れたくない想い出だ。
今年はまたどの成功とも違う形だった様に思えた。お客さんも出演者も皆が皆、心を開いて終始成功を切望している様に思えた。
ふと思ったのだ。大作戦のお客さんはサッカーのサポーターに少しにている。
撫子の試合を皆で応援していて思ったよ。
ステージ上のパフォーマンスや熱い想いに酔いしれながらも心のどこかで「行け!行け!」「俺もアンタも燃えろ!」「最後まで絶対諦めちゃダメだ!」そんな想いが押し寄せてくる。
そしてどちらも互いに敬意を持ち、決して負けない。そして共に感動する。
心が重なり合う。
少し変かもしれないが、それが毎年そこに普通じゃ見れない出来事を生む。
そんな関係をあの太陽が昇る丘に見ました。
難波さんも言ってたよ「お客さん凄いね!何なの?後ろの方までヤバいねぇ!俺たち今日今までで一番イイライヴ出来たんだ。スゲエよほんと!アレは!」
普段人見知りな人さえも見知らぬ人とハイタッチやデカイ声を出して夢中になって大暴れして
心から感動してただただその日を愛して力一杯輝いて
笑顔も優しさも気遣いも元気もチャレンジする心も全部燃やして燃やして
2万人が同じ事を願って、願いを込めて叫んで唄うんだ。
それ凄い事なんよ、、そりゃ神様も味方する。神様はいろんな所見に行かなきゃいけないけどあの日はみんなの上で笑ってたと思うよ。一人一人の頭を撫でて行ったに違いない。
京都大作戦はねぇ。。もう僕にとっても大き過ぎるイベントだよ。もう10-FEETだけのモノじゃない。みんなのモノだ。みんなでやってきたしこれからもそうしていきたい。
もちろんみんながみんな支持してはいないかもしれないだろうし苦情や問題は毎年ある。でもそれとも付き合って夫婦の様に折り合いをつけてはまた歩き出す。
当たり前になってしまったモノがあったとしてもそれはそれ、じゃあ今度は新たな発見や感動、そして当たり前のモノにも新しいモノでは得られない感動や奮えがある事、みんな大切に大切に、健気に頬を赤くして、育ててゆく、大切に、、
「同じ事を辞めずに続ける」という事は一度しか出来ないのだから。そんな覚悟が知らぬ間に僕達の胸の中にはもう生まれたんやと思う。きっと、大切に、大切に。
中には痴漢する勘違いのおバカさんも居たみたいだが(ほんの2件ほど報告がありました。)そんなヤツには会場の男子みんなのお尻の穴の周りの毛についているティッシュがサナギみたいになったやつを集めてモンブランにして食べさせますよ。
おっぱいはなぁ。口説いて好きになってもらってから初めて触らしてもらえるんや!勝手に触るな!男子みんなのおっぱいを。。
男は軽い気持ちでやっても相手は一日どころか数日嫌な気持ちになるし一生の感動も逃がしちゃうんだぜ。
なんとか自分を励まして友達に励まされながら気を取り直したと言ってくれた(しっかりしている)がじっとり嫌に決まってます。辞めましょう。
あとゴミです。一日目は終演後に言わなかったからかとてもたくさんゴミがありました。客の質が落ちてるとかいうツッコミもあったがそんな事は断じてない。悪い噂やスキャンダラスな噂の方がみんな面白く感じるし広めたくなるのも解る。だが断じて無いよ。実際次の日奇麗だったから。みんな出来るねん。信じてるよ俺は、何年でも信じてるさかい。
一回失敗したぐらいでネガティヴに「あ~あ、、」なんて言って周りの失望を促してるヒマは無い。「良くしたい人」のが本当にたくさん居る事が伝わりました。ただ失敗や過失は恥じてやり直すしかない。
最早それさえもやり甲斐の一つさ。
臨むところ。何度でも反省して諦めず歩み続けて行こうよ。
今年は仲間のライヴ、先輩のライヴをステージ横、客席、いろんな場所で観ていた。何度も何度も涙が込み上げたし何度も笑った。
涙っていうのはそれまでの悲しみが「鳴っている」んだよ。
結婚式なんかで涙が出るのはただ嬉しいだけじゃなくて、何度もダメになりそうだった事や、家族や仲間に励まされてもグズグズ言ってた自分、悲しかった日々が雫になって頬を撫で落ちるのだと思う。「アンタ本当によく頑張ったね」って。
撫子の涙だって辛い練習や試合に出られなかった事や怪我、苦悩、苦しかった日々の中、それでも辿り着く辿り着けないに関わらず目的に向かって歩みを止めず諦めなかった事が、ある一つの掛け替えの無い軌跡に変わった瞬間に涙になったのだと思う。
足取りは不格好でも足跡は健気で美しい。
きっと皆そんな人生に憧れ、今日も心の中の自分は小さな現実に絡まりながらも赤子の様に手足をバタバタしながら生命のあるがままに輝き、一秒一秒を生き描こうと必死だ。
母さんの胸の中で目が覚め、母さんの胸の中で眠る。世界で一番の安らぎと幸せが母さんの胸の中だった日々にはもう戻れない。
皆自分で自分の幸せを見つけて、届きそうに無い不安と怖さと闘いながら手を伸ばして生きてゆかねばならない。
みんな誰だって寂しくて壊れそうな時がある。でもみんな「同じ」じゃ無い。それぞれにすり減らしたモノは違うし、その一瞬一瞬に決断していく答えも環境も違う。「みんな寂しいんだよ」って言葉は時に残酷だし、誇りやポリシーも十人十色だ。総括して「幸せだ」と言う事を信念にしている人も居るし、本当に今は幸せだって人も居る。
それを解り合える人があの丘では少しずつ増えている気がするし、3月11日のあの日から日本中の皆が人に対する「優しさ」や「愛」「思いやり」について考えたと思う。
出た答えは幸いにもそれぞれが横に倣えず自分の愛を貫けというモノだった様に思える。
それによって言葉や唄の重さも変わった様に思えるが、本来の姿に近づいたのだと思いたい。
自分の心が変われば世界が変わる。世界は心の中にある。
あなたが決めてゆくのだ。奇麗ではなくとも美しく一秒一秒を歩め。勇気を持て。
ストンピンがライヴしてた時最前列の男の子が泣きそうになりながら唄ってたんだ。サビだけじゃなくAメロもBメロも全部。上から人が降ってきて顔を蹴られても、後ろから2万人に押されても唄う事を止めない。笑顔のまま。。最後まで。
僕はその情熱や生き様に「勝てない」と思ったし仲間のライヴを観てても思った。
心のどこかはいつも寂しくて、心がひきつって、心配されるのが嫌で、強く優しくなりたくて、自分の音楽を勝ち負けでやってはいないが、仲間のライヴを観るとみんなに負けたくないって思って、そう思うと自分のダメな所ばかりが鮮明に見えてきて、二日目のライヴの直前あの場に居れなくなった。ホルモンの形容出来ない様な凄いライヴとオーディエンス。普段のメンバーの優しさ。。俺は何やってんだって。
皆誰しもどこかに孤独さや寂しさを持っている。ROTTENGRAFFTYの「マンダーラ」の歌詞にも出てくる。みんな抱えてる。
俺だけじゃない。
行かなきゃ。行かなきゃ。
こういうのきっと嫌いなヤツ多いから、泣くのを観るのが嫌いな人も居るからしっかりせんと。パフォーマンスじゃないんだから。
そう思うと身体は震えて涙が止まらなくなって。
そこでテンツクマンっていう親友を見つけて。袖を引っ張って情けなくもその心にしがみついて話した。
一番嫌いな行動だけどしがみついてしまった。
テンツクマンは言うてくれた「この間なぁ。元10-FEETのファンの子が『弱いタクマが好きやったけど最近強くなり過ぎてついていけんくなりました。』って言うとったぞ。なぁ。みんなお前の本音と弱さ、ケツの穴まで観たくてここに来とんねん(笑)しゃんとせえ!さらけ出しておいで!」って。
でも心配されたらそれはそれでもうライヴじゃない気がするし、笑かしたいし。でも飾ったウソはなんの力も持たへん。音楽が好きな人は鋭い人が多いし。すぐ見破る。だからいつでも本音で本気のライヴを。
でも今の自分は。。
それを説明したくもないしそんな場所で膝を付き合わすのは違うと。
いや違う。いや違う。
頭の中も心の中もおもちゃを欲しがる子供みたいにバタバタしてるウチに
「お前は…(笑)」
と優しさに満ちたテンツクマンのケタケタいたずらっぽい笑顔が少しずつ心を溶かしてくれた。
とにかく燃えよう。燃え尽きよう。ステージで人生を終わらすぐらいの勢いで命を燃やそうと思った。失敗しても悔いのないライブをしよう。
走って客席最後尾まで行ってお客さん数人と少し話した。
「行ってきます!どんなライヴになるやろかなぁ(笑)イイライヴになるかショボイか俺もわからんけど行ってきます!」とだけ伝えた。
みんなの顔を見たらなんか自分の身の程を知った気がした。
毎年最後のライヴの前は出演者やスタッフの顔を一人一人見てその高揚を噛み締めながらステージに上がってきたけど今年はなんか顔を見れんかった。
なんかポツリと思ったんです。
「帰ってきてからや。」って
勝てる気せえへんけど負けへんぞ。って
ライヴが始まって数曲やって「風」の前までがむしゃらに突っ走って「まだや、まだ何も残しちゃいない。」と思って、でもステージ袖見たらみんなが子供の幼稚園の運動会見に来てる親の顔で笑ってて「贅沢で甘っちょろいぞ俺は」と思うと涙が止まらんかった。もうここでは泣かんと思ったのに。「よし、残り数曲で死んだれ!」と思った。
寂しくて前も見えんくて情けないけど、それが本当ならそんな誰かと心が重なるかもしれん。被災地にはもっと寂しい人がいっぱい居る。俺は大して失っちゃいないしこの寂しさもちっぽけやけど信じて「届け」「伝われ」て思ってやったら一瞬でも心が重なるかもしれんって信じた。
「越えろ!その向こうへ!みんなの声も!その想いも!」
「もっと行かな!」
何故か、、、死んだじいちゃんや、今まで飼ってた犬や、もう会えない大好きな人達に「会いたい!会いたい!会いたい!」って思った。動物が儚い想いを込めて鳴く様に叫んで唄おうと思った。
そこから真っ白になって、、
それから、気がつくと太陽の丘の上、空に皆がそれぞれ願いを込めたタオルが舞ってた。
後でdustboxのジョージから。「タクマが本気で負けないって思ってたんがただただ良かった」と一言だけメールが着た。アイツは男ったらしです。そんなんまた好きになるやんけ。。ほんで勝てるか!お前らなんかに!ほんで負けるか!絶対!カレー食べろ!スガ!レイジ!何本スティックほんねん!ドラムの後ろが閉店後のフランクフルト屋さんみたいになっとったぞ(笑)
あとDragonなんとかのjk?やったっけ?あんにゃろう。。
彼は京都大作戦の初年度が中止になった時一番に電話してきて「ただでさえ顔気持ち悪いのに落ち込んだらもっと気持ち悪いよ?」とだけ伝えられた。無駄に励まさない気遣い、、いや、嫌がらせ(笑)それでひょうひょうと次の年まで一年間予定を空ける男ったらしぶり。(キーッ! 惚)
先日ヤツが入院した時俺は「ここや!ここしかない!」と思ってメールで「大丈夫け?弱音吐かへんし心配やねん」と伝えた後「ちゃんと大人しく休んで治せよ。京都に八坂神社っていうすごいイイ神社があるさかい、俺明日そこにお百度参り行ってお願いしてくるわ『次の10-FEETのシングル売れます様に』って」と送ると「おーん。俺からも頼むわぁ。」と返ってきた。
その流れであのriverの下りである(笑)
こっちの愛にシャレで返してくる男ったらし。僕の周り、男ったらし多いです。
みんなカッコイイなぁ。
でもあの暴露は裁判したら勝てるよな(笑)
まだまだ当分僕は心がフワフワしてそうです。
みんな好きやぁ。
明日もまた皆それぞれの闘いが始まる。
日本はこれからまだまだ大変です。
例え世間でどんな事が起こっていようともあなたの何気ない一日に起こる苦しみや悲しみ、出会い、幸せ、決意、覚悟があなたの一大事だし、皆もそれぞれ毎日大変な事でしょう。
でも撫子japanや大作戦の様に、背中をそっと後押しする出来事もやっぱり僕達の人生にとって嬉しい一大事だ。
京都大作戦2011年に来てくれたみんな。来れずともその成功を願ってくれた皆様。
本当にありがとうございました。
太陽が昇るあの丘で僕らはまた会えますか?
なんとかやれてますか?
笑えてますか?
つまづいたりしてますか?
さて。。そろそろこの長いブログも終幕にしましょう。。
ひたすら生きて生きて生き抜く!
生きる意味は果敢にこじつけ
存在意義は仲間や家族、愛する人の思い出に刻め
ただただ儚くも健気に頬の赤きを大切に生き抜いて命を燃やし続けよ!
純粋さを忘れるな!
もし忘れたならば必ず取り戻せると信じよ!
ほなら例え命が燃え尽きてもその焼ける様な命の熱は焚き火の周りを囲う石の様に、仲間の心へ永遠の余熱を必ず残すと信じよ!燃えよ!いざいかん!明日へ!
みんな元気出しや!
あなたは今そこに居るのだ。
またな
iPhoneからの闘魂
今回で4度目の京都大作戦。
終わりましたね。
昨年までは源氏ノ舞台をなかなか離れる事が出来なかったのですが、今回は牛若ノ舞台をほとんど見る事が出来たし、鞍馬の間も見に行けました!
全体を見る事によって、やっぱり京都大作戦ってスゲぇ!って感じた。
遊びに来てるお客さんまでもが本気!
大作戦にいる太陽が丘の人全員が本気!
このフェスは僕にとってはやっぱり特別で、どうしても力が入ってしまうというか本気になりすぎてしまうというか........
なので自分のイメージ通りにいかないと怒りすぎてガッカリしてしまう位に本気なんです。
妥協できないというか、10-FEETでちゃんとしっかり締めないといけないって気持ちが強すぎるというか......
自分の本番前までは常に動きっぱなしで余裕がない状態でしたが、本番前になると、やっぱり半端ない緊張感が襲ってきます。
4度目でも慣れません(笑)
まぁ、多分慣れてしまうと面白さもなくなるのかな。
今年も出演者全員が半端ないライヴをしてくれたおかげで鬼の様に嬉しいプレッシャーでした。
毎年思う事はやっぱり周りの人達の支えがあるからこそ成立するフェスだなと感じました。
だから一体感がメチャクチャ出てると思う。
こんなに皆に愛されてるフェスに毎年関わらせてもらってる事を誇りに思います。
京都大作戦に関わってくれた人達。
太陽が丘に集まってくれた人達。
太陽が丘には来れなかったけれど全国から応援してくれてた人達。
心の底から感謝してます!
本当にありがとう。
京都大作戦、今年もあっと言うまの2日間でした。
天候にも恵まれ、暑いにもかかわらずいつも以上にテンションの高いお客さ
ん、それを見て激上がるアーティスト勢、今思えば全てが噛み合っていたような気がします。
毎年思いますが、大作戦に来てくれるお客さん、大作戦に関わる全ての人達に感謝します。
皆さんそれぞれの大作戦を成功さすんだという思いがパワーの源になっているのは間違いないんです。
今からすでに来年の大作戦が楽しみなんです。
皆さんも楽しみに首長くし過ぎて待ってて下さい。
ではまた来年も太陽が丘で会いましょう!
ほんとにありがとうございました!